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2013年06月13日

(54)2013.6.11:ラブストーリーは突然に

朝早く。全く予想だにしなかったことが訪れました。


 仔猫たちの父親が、来たのです。


朝ごはんをあげようと、器を洗いに庭へ出ようとしたそのとき。
窓の前に、一匹の猫が座っているのが見えました。

その姿を見た瞬間、私はその場に凍りつきました。

なぜなら…その姿は
『たび』の毛の柄とソックリだったから。

$庭ねこ。〜野良猫一家が家猫になるまで〜-パパ

よく見れば、水色の首輪をしています…
しかし、こちらが動くとサッと逃げてしまうことから考えると、
もしかしたら今は野良…もしくは外飼いの猫なのかもしれません。

一体どうやって探し当てたのか分かりませんが、
彼が『茶子さん』がここに居ると知って会いにきたことは
間違いようがないことでした。



信じられな思いで私はカーテンをあけ、
その雄猫の姿を茶子さんに見せました。

すると…茶子さんは彼の姿を見るなり、
突然、狂おしく鳴きはじめたのです。
「鳴く」ではなく「泣く」と言った方がいいかもしれません…。



愛する相手と離ればなれになっていたことは、
茶子さんにとってどれだけつらかったでしょう。
私はすぐに窓を開け放ち、ケージごと窓に寄せました。



茶子さんは今まで私が聞いたことのない甘い声で、
彼に向かって一生懸命に喋り続けました。
彼も心配そうな顔でそれをじっと聞いています。
愛する彼女がいま置かれている状況を
自分にはどうしようもない事も理解しているようでした…。

私が近くに居るといけないと思い、
慌てて部屋の奥に退くと、彼はケージのすぐ前まで近寄ってきました。
そしてじっと茶子さんの顔を見つめます…どんな気持ちだったでしょう。

すると茶子さんは、子供を自分の脇に呼び寄せました。
そして一生懸命に、彼に向かって語りかけます。
それは間違いなく
「見て、この子たちはあなたの子供よ!こんなに大きくなったのよ!」
そう言っていました。



私は胸がつぶれそうな痛みを感じながら、
その光景をただ黙って見ていることしか出来ませんでした…
まさか…まさか、こんな事が起きようとは…

そして、猫が人間と同じようなしっかりとした恋愛感情や、
子供以外の相手を心配し、
いたわる気持ちを持っていたのだということ…
そのことに驚きを隠せませんでした…。

私はなんて酷いことをしているのだろう…!!!!!!

茶子さん、ごめん…ごめん…本当にごめん………


やがて、雨が降りはじめると
名残惜しそうに雄猫は去ってゆきました。


私はただ呆然と、機械的にケージをもとの場所へと戻し
しばらく茶子さんを見つめることしか出来ませんでした。

そして…ゆっくりと茶子さんに手を差し伸べました。
どういうつもりだったのか、自分にも分かりません。

すると、茶子さんはシャーッ!!と私を威嚇し、
グッと手を掴んできました。

私は噛まれても当然だと思いました。

しかし…茶子さんは…そのまま、
私の手に自分の掌を乗せたまま、
力なくパタリと横になってしまったのでした…



茶子さんと子供たちの為にしたはずのことが、
少なくとも茶子さんにとっては本当につらい仕打ちだったのだと
思い知った瞬間でした…。


自分は本当にひどい人間だ…なんてことをしているのだろう…
でも…やっぱりこれ以上、野良猫を増やす訳にはいかないんだよ…茶子さん。
もう戻れないんだ。今すぐには戻してあげられないんだ…ごめん…

 「茶子さんを庭に戻す…手術をさせたら」

自分のなかに、その考えが大きくなってくるのを
私は感じずにはいられませんでした。






posted by Zippo at 20:18| Comment(5) | 母猫・茶子さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
■無題
茶子さんの“現在(いま)”だけを考えるなら、リリースを。という答えもあると思いますが。
茶子さんの“未来(さき)”まで考えるなら、リリースしない方が良いと思います。

避妊手術をして、耳をカットして、リリースしたとしても、それは野良である事には変わりません。
ご飯をもらいに、Zippoさんのお宅へ通うかもしれません。通う途中で他の猫にやられるかもしれません。事故に遭うかもしれません。

それに、避妊手術をした茶子さんには発情期はきません。
彼に茶子さんを返したつもりでも、発情期の無い茶子さんには、“いつも追いかけてくる雄猫”になるかもしれません。
そう、ならないかもしれません。
私達には、わかりません。賭けです。
でも、その賭けで 茶子さんの未来が短くなるより、穏やかに長く楽しく生きてほしい。と思います。

実家周りで、若くして空へ旅立つ猫を沢山見てきました。
我が家へ通っていた猫が、我が家を目前に事故に遭っている事もありました。

動画を見て、茶子さんの鳴き方に 私も涙が出ました。
目の当たりにされたZippoさんは、私以上に胸が苦しいと思いますが、どうか、茶子さんの“未来”を見てあげてください。

差し出がましい事とは思いつつ、抑えきれず書かせて頂きました。すみません。
Posted by *haruka* at 2013年06月13日 21:23
■Re:無題
>*haruka*さん
いつもお心あるお言葉を本当にありがとうございます。harukaさんのおっしゃりたい事、よく分かります。たぶん…茶子さんにも私にも、もう少し時間が必要なんだと思います。
あの日、私も動揺していたのでしょう…病院に電話をして手術の相談をしましたら、そろそろ手術は出来ますよと言われました。でもそれを聞いた瞬間、心の何処かで「違う、今じゃない!」と思ったことも事実…。確かに、いま病院に連れていけば早くリリースできるようにはなるかも知れません。でもそれは、せっかく再び築き上げ始めた茶子さんの信頼をまた裏切ることになる…。必ず手術はする、でも、それは今すぐにではなく、もっと緩やかにすべきことなんじゃないか…??そう思えてならない自分がいたのでした。
今はまだ、何が本当に最善なことなのか分かりません…もう少し時間をかけて冷静に考える必要がありそうです。だからこそ、harukaさんがバシッと言って下さったことは惑う私にひとつの指針をくれました。心を込めて言って下さったことは決して無駄にはしません。本当にありがとうございます!
Posted by Zippo at 2013年06月13日 22:56
■無題
Zippoさんのお気持ち痛いほどわかります
私も同じ気持ちになった時期がありましたから

でも、猫さんたちは運命を受け入れることができます
人間への信頼も確かにできているのです
杏ちゃんのアニマルコミュニケーションをした時も
私に迷いがあったからです
杏ちゃんにも迷いがありました
しかし、杏ちゃんの幸せを見つめて私も家猫さんにしてあげようと決意できました
今、杏ちゃんは家猫さんとして、新しい猫生をすごしています
母猫ではなく、お母さんに甘える猫さんになりました

茶子さんとZippoさんには、これからまだつらい別れがあります
子供たちと完全にお別れする時が一番つらいと思います
それでも、子供たちも茶子さんも幸せにするためには
仕方のないことです

これで良かったのだと思える日が必ず来ますから
どうか、落ち着いて頑張って下さい
きっといろんなことがスピーディーに起きていることで
あせってしまう気持もあるかと思いますが
大丈夫です、茶子さんとっても頭の良い子だと思います
全部わかって受け入れられる子だと私は思います
見守ることしかできない私ですが、私もそういう気持に支えられて頑張ってこられました
茶子さんがZippoさんに示している愛情はもう前とは違うように見えます
大丈夫ですよ、きっとしっかり家猫さんになれます
どうか、先のことゆっくり考えてあげて下さいね

みんな応援しています
見守ってくれてる人がたくさんいますから
その思いが絶対にみんなを幸せにしてくれます
きっと・・・
Posted by がじゅこ at 2013年06月13日 23:19
■無題
それから、私が親子を保護する時に、病院の先生に言われたことは
子猫がいても母猫は妊娠してしまうということでした
それで、母子両方を保護したのです

杏ちゃんも子猫が育ってきて、茶子さんと同じくらいの時期には
もう発情が始まっていました
でも、否認したことで、それもなくなりました

オス猫さんを見て鳴いたのも、発情ゆえなのだと思います
うちの実家にも、オス猫が通ってきていたことがありましたが
否認したとたんに二度とこなくなりました
動物ですから、そのへんはジビアです

一度人間に保護されて、安心して眠れる場所と
おなかをすかすことのない生活を体験している子たちにとって
また外に戻るというのは厳しいと思います
つらい気持ちになることもあると思いますが
どうか落ち着いてかかわってあげて下さい

Zippoさんのお気持ちは、本当に私もわかりますから
何かあったらいつでもご連絡下さいませね
Posted by がじゅこ at 2013年06月13日 23:26
■Re:無題
>がじゅこさん
発情…!!!!…そ…そうでした…大事なことをうっかり見逃していました…いや、見えなくなってました(汗)
おっしゃる通りで、あまりのスピードで展開してきた上に突然、人間的メロドラマな展開が降ってきたので、猫たちを必要以上に擬人化してしまったのかもしれません…情に流されて一番基本的なことを見落とすとは…(汗)
でも、お陰様でやっと冷静に判断することが出来そうです。がじゅこさん、さすがです…目からウロコとはまさにこのことですね(汗)
いつもお心あるアドバイスを本当にありがとうございます!m(_ _)m

迷ってばかりで頼りないですが…今後とも何卒よろしくお願い致します!

余談ですが、我が家のうさぎは11日で満9歳になりました!歳の割に元気いっぱいです(^^)
Posted by Zippo at 2013年06月14日 01:06
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